足近保育園は岐阜県羽島市北部に位置します。園の周りは田んぼや畑に囲まれており自然が豊かでのんびりとした保育園です。園には20アールの広大な畑があり約33種類の野菜を園児も参加しながら栽培しています。園児たちが収穫した旬な野菜を給食で提供しています。

〒501-6207

岐阜県羽島市足近町7丁目112番地

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メールでのお問い合わせ/mail@ajikahoikuen.com

足近保育園では「食育」を通じて子供たちの健やかな心と身体の発達を育みます。

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保育者と親のための学び&交流誌『エデュカーレ』2016年1月号掲載記事より

「園児数が増加、運営も楽に」

職員を増やして、有給取得率86%(全職員対象)

積極的に職員の有給取得をすすめている園があります。岐阜県・足近保育園に、お話を聞きました。

7年で園児が倍に

 岐阜県羽島市足近町。

 このエリアも地方にはありがちな人口減少地区で、子ども数は年々減少の一途をたどる。そんな中、「足近保育園」は、7年前の民営化後、着実に園児数を伸ばしてきた。

 「公立園のときには、サービスが十分に行き届かず、伸び悩んでいたということもあると思います。民営化してからは、周囲の民間園と同じようにバスの送迎を行ったり、預かり時間も、朝夕合計で1時間半、延長しました」

 そう話すのは、市役所を定年退職後、足近保育園の園長を務めている北川山治園長だ。

 園の特色として食育を掲げ、『食育推進全国大会』(NPO法人 キッズエクスプレス21実行委員会主催)で3年前に優秀賞、27年度には厚生労働大臣賞を受賞するという実績を残す。口コミで園の評判は広がり、今年度の園児数は、7年前の79名から165名に倍増している。

 

退職者も出ない

 保育の質を担保するためには、職員数に余裕がなければ難しい。そう考えて民営化以降、足近保育園では、規定より多めの職員を確保してきた。とくに3~5歳児クラスには30人台の園児に対して、3名ずつの担当をつけている。

 実際のところ、幼児クラスに多くの保育者を配置すると運営的に厳しくなるが、保育園やこども園では、乳児がたくさんいれば、その分の助成金で賄えてしまう。

 「人手にゆとりがあると、有給も取りやすいですよね。クラス内で話し合って、誰がいつ休むかを決めてもらっています。多いときだと、全体で日に5人くらいの職員が休んでいることもありますよ。」(北川園長)

 現在、トータルの職員数は32名。園児数の増加に合わせて職員を増やしてきたが、この7年間で辞めた保育者は数人しかいない。

 

「辞めない理由と有給の取りやすさに関係はありますか?」という質問に対して、主任の高味京子先生は、「あります」と即答した。

 

パートの有給取得率は100%

 その高味先生いわく、「今は、どこの園でもパート職員が増えていると思います。ここも3分の2が非正規雇用。その多くは子持ちの方々で、子どもの病気や学校の行事などがあるとき、気兼ねなく休めるというのは、とても大きな安心材料なんですね。自分の子どもの行事が重なったときも、“こっちは大丈夫。自分の子どものほうを優先して”と言ってあげられます」

 そのかいもあって、パート職員に限って言うと、有給取得率は100%だという。

 その一方で、正規職員の有給取得率は75%。有給を使うようにすすめてはいるが、なかなかパート職員のようにはいかない。その理由を北川園長は、

 「正規職員は、7年前に新卒で雇用した若手職員がほとんどなんです。独身者が多いので、家庭の事情で有給を使う頻度が少ないことや、経験の薄さを時間でカバーしようと一生懸命なのかもしれません」

 

園長も率先して取得

 では、園長先生の有給取得率は?

 「75%です。率先して取るようにしていますよ。年齢的に元気なうちに旅行にも行きたいし。もちろん、職員のモデルにならなくてはという思いもあります。気持ちとして、半々ずつくらいかな」

 ここ数年、新規職員を採用せずに間に合ってきたが、来年、出産・育休取得を予定している職員がいるため、新規雇用の募集を始めた。ところが今のところ、「まったく応募がなくてびっくりしている」という。

 「ウチが採用してこなかったここ数年のうちに、周囲の園が初任給を上げていたようなんです。今、慌てて、見直しをしなくてはと思っているところです」

食育に力を注ぐ足近保育園では、園庭に農地と水田をもつ。四季折々、食材作りから園児が関わっている(写真は、サツマイモの苗付けを楽しんでいる様子)。

保育者と親のための学び&交流誌『エデュカーレ』2016年1月号掲載記事より

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